2007.June.26
相変わらず梅雨らしくない天気が続く今日この頃。先週に引き続き、野外調査を乗り越えた翌日に、まったく同じ時刻発の奥多摩行きの電車に乗り込む。
研究諸事情・履修登録問題・悲惨ゼミ・就職未定・孤独水田生活。negativeな要素はさらに増加しています。こんな時こそ、素敵な出会いが待っているものなのです。
21時、奥多摩駅に降り立つ。前回同様、バスで30分の距離を歩くことに。途中、ヒッチハイクを試みますが、妙な棒を持ってライトもつけず歩いている人間を帰宅途中に拾っていくような人はまずいない・・・。今日は途中の採集は一切せずにひたすら歩きます
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22時40分、前回とまったく同じタイムでバスの終点に到着。そのまましばらく歩いて、おなじみの外灯に到着。
気温はかなり高いので鱗翅目昆虫が大量に飛び交っています。妙な棒(=6.3m長竿)に網を取り付け、ちょっと掬ってみます。
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ミヤマクワガタ♂
もう活動を始めているんですね。
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マルモンシロガ
赤褐色の円紋が印象的です。
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フトオビホソバスズメ
スズメガは集めているので、これだけ採集。鱗翅目の造形美を楽しみつつ、写真を撮って、ある程度満足して就寝。
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翌朝
山の上には雲がかかっています。でも、ここまで来たら行くしかない。「雨に近い曇り」であっても、何か採れるはず。そう言い聞かせて、出発したのが、朝4時40分。
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今日の目的地は、「雲間の世界」。
梅雨の合間には花に虫があふれかえるといわれる、なんとも楽しい場所です。ただ、そこまでの道のりは険しく、採集は慎んで歩くことに専念する必要があります。
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でも、つい気になるポイントをチェックしてしまいます。
道沿いに生えるオニグルミの木。周りの木より抜き出ていて、なんとなく何かいそう。
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長竿を伸ばして、まず右半分を掬います。
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見事に、何も入りませんでした・・・。
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次に左半分を掬います。
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オニグルミノキモンカミキリ
4年前に丹沢で初めて採集して以来、久々の再会です。朝4時50分の出来事でした。
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林道脇では、良さそうな茂みや枯れ蔓が誘惑してきます。仕方なく、1回だけここぞという場所を掬ってみます。
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ホソヒゲケブカカミキリ
東京都では自己初採集。
ドウボソカミキリ
昨年採集していますが、室内撮影用に生け捕りにします。
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とりあえず2種類同時に採れたので、これからは一切掬うことなく、歩みを進めます。
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空模様は、
晴れたり、
曇ったり。最終的に、目的地に着いたときに晴れていればいいわけで、一喜一憂せずに淡々と歩いていきます。
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ウツギの花も、今回はパス。林道の花に来る虫ならば、あとでも採れる。
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ゴマフアブ
吸血性のアブです。体にまとわりつくので、記念に採集しておきました。
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オオバアサガラの花
これも無視、と思いましたが、休憩ポイントなので掬ってみました。
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キベリクロヒメハナカミキリ♂と
ヨコモンヒメハナ系♂
同じくヨコモンヒメハナ系
時間は朝7時、訪花or前日の居残り個体なのでしょう。さんざん掬っても、この4個体のみ。ここで網を使うのはまだ早いということなのでしょう。
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林道を外れ、いよいよ登山道を歩きます。
一度、川を渡って、
谷底から、雲間の世界へ駆け上がります。
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途中、延々と続く原生林内の山歩き。
しばらく登ると、笹薮が出現。ササ藪といえば、前回のアレを思い出します。
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お約束の、マダニ。結構早い速度でズボンを登ってきます。今度は咬まれる前に、弾き飛ばしました。
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原生林の中を歩いていると、たまに明るい場所に出ます。そんな場所に花があると、いろんな虫が採れるものなのですが・・・。
大木に絡まるツルアジサイ。開花はまだまだ先のようです。林床にはサルナシの花が落ちていたりしますが、20mの長竿がないと掬えないようなので黙々と歩きます。
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石につまづかないように時々足元を見ながら進むのですが、ある時、キラっと光る物体が目に入りました。
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ルリクワガタ♂
野外で活動している個体は初めて見ました。
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どのくらい登り続けた頃でしょうか。いつの間にか樹相が変わり、明るい林になっていました。
道の脇に草が生えているのは不思議な感じです。
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日当たりが良くてなんとなく良さそうな場所で休憩。
倒木の周りを良く見てみると、クロスズメバチが複数飛んでいます。でも、クロスズメバチが縄張り張って侵入者を追い払うなんて、ちょっとおかしい・・・。
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狙いすまして掬ってみると、やっぱりハナアブでした。おそらく、ヒメヨコジマナガハナアブ
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リュックの周りには、汗を吸いに来た綺麗なヒラタアブ。あまり逃げないので簡単に採集できました。
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ニトベナガハナアブ
前回採集したので生態写真にチャレンジしてみました。
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ハナアブも魅力的で良いのですが、カミキリも狙いたいので、疲れが取れた頃に荷物を持って再び歩き始めます。
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しばらく歩くと植生が大きく変わって、いよいよ針葉樹林帯に突入。
これまでとは打って変わって、林床には一面のササ。マダニが怖いですが、進むしかありません。
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針葉樹に残る熊さんの痕跡が生々しいです。
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しばらく進むと、周辺視野が反応しました。針葉樹の幹に何かが止まっている・・・。
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オオマルクビヒラタカミキリ
南会津で初めて見て以来、4年ぶりの再会です。
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リュックの横の木にいました。偶然視野に入らなかったら、簡単に素通りしていたところでした。そして、手前に映っている木も見てみると、
ここにもいました。フェロモン出してコーリング中?(♂を呼ぶこと)
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この後、あたりを探索してみると、熊の新しい傷痕ではわりと普通に見つかりました。9時50分の出来事でした。
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しばらくしてまた登山道を歩き始めると、周辺視野で、地面に甲虫の姿を発見。
ホソヒラタシデムシ
何かを夢中で食べていて、全く逃げませんでした。
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そして、やっと、雲間の世界に到着。
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10時12分、花掬いにはちょうど良い時間です。しかも、雲は足元より低い位置にあり、期待が高まります。これ以上標高を上げると特別保護地区になってしまうので、下りつつ花を探します。
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最初、花がまったく見つからなかったのですが、なんとかサラサドウダンと開花直前のナナカマドを発見。カミキリ好みの花がない状況では、こんな花でも抜群の集虫力を発揮するものです。
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長竿で、一通り掬ってみると、予想通りピドニアがそこそこ入ります。その中で、1匹だけ雰囲気が違うカミキリが・・・。
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クモマハナカミキリ
その存在は文献記録(埼玉県側)および裏情報で知っていて、今回の採集でも頭の片隅にあったカミキリが、今、まさに、その実物が自分の手の中に。東京から出られなくても、こうして出会えることは感激です。
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しかし、この後、悲劇が。
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撮影した個体を、チャック付きポリ袋に収容しようとした時、クモマハナカミキリは、私の手をすり抜けて落下し、着地する前に翅を開いて飛び立ち、叩き落とそうとする私の手をかいくぐって、雲間の世界へ消えていってしまいました。
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その直後から何度サラサドウダンを掬ったことか。
「1匹来たんだから、他にも訪花するに違いない」
でも、網に入るのはピドニアばかり。しかも悪いことに、天気がだんだん悪化してきて、間隔を置いて掬っても虫がほとんど入らなくなりました。
「ここまで何しに来たんだろう・・・」
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痛恨のキャッチ&リリースに精魂尽き果てかけましたが、
「きっと、どこかに、もっと良い花が咲いているはずだ」
わずかな希望を持って、雲間の世界を亡霊のようにさまよい始めました。
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さまよい続けること40分、
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ついに、満開のナナカマドを発見。さらに、天気もやや好転し、薄日が差してきました。時間は、11時ちょうど。カミキリムシ採集の黄金時間です。この花に、今日の採集のすべてを賭けることにしました。
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2、3回掬ったところ、多数のピドニアに混じって、テツイロハナカミキリ、カラカネハナカミキリ(クモマハナと紛らわしい)、ホンドアオバホソハナカミキリ、ツヤケシハナカミキリなどが入ります。時間を置いてカミキリの飛来を待ち、同じ場所を何回も掬っていきます。
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そして、
ついに、クモマハナカミキリと再会
体が細いので、さっきのは♀、今回のは♂のようです。今度は逃げられないように、網の中で袋に収容しました。
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この後、クモマハナカミキリを2匹追加。12時を回って黄金時間が過ぎたところで天気も悪くなってきたので、ナナカマドに感謝しつつ、下山することにしました。
ムツボシハチモドキハナアブ
この花で最後に採った虫です。
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クモマハナカミキリも採れて、まさに夢のようです。採集記のネタはこれで決まりだなと思いつつ歩みを進めていきますが、この後、さらに信じられない出会いが待っていようとは知るよしもありませんでした。
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来た道を着実にたどって行き、針葉樹林に入ったころ、私の周辺視野が、右方の木の幹で何かが動いているのを捕らえました。振り向いた瞬間、我が眼を疑いました。
「何かの間違いではないのか?」
逃げる気配はなかったので、一瞬の判断でカメラを取り出し、ピントを合わせてシャッターを切ります。
しかし、虫の方が一瞬早く落下し、ピンボケの幹が写っただけ。落ちる瞬間はスローモーションのように見えていたので迷わず、落ち着いて、落下点を探します。ほどなく、仰向けにひっくり返ってじっとしているその虫を発見。
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ここまで延々引き伸ばしてきましたが、さあ、その姿を見てみましょう。
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アラメハナカミキリ
どんなに近くても、日光や富士山に行かないと出会えないと思っていた、憧れのハナカミキリのひとつです。ハナカミキリとは思えない堂々とした体格と、上翅の渋い彫刻。つい先日も、採集したことがネット上で話題になった時にも、negative研究生活を送る私には、到底叶わぬ夢とあきらめていました。こんな私の目の前に現れてくれて、本当に、ありがとう。
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興奮冷めやらぬまま、天気が悪化していく登山道をクマの恐怖と戦いながら転がるように下りて行きます。下界に戻らなければ、この出会いは歴史に残らない。なんとしても、無事に戻らねば。
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しかし、山道を高速移動中にもかかわらず、またしても周辺視野が、何かを補足してしまいました。
振り向いてみると、虫が何にもいなさそうな、古い立ち枯れ。次の瞬間、まるで吸い込まれるように、その虫に焦点が合いました。
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アラメハナカミキリ先ほどの個体より、さらに立派な体格。どうやらこれは♀で、今まさに産卵中のようです。それにしても、こんなにあっさりと再会できていいものか・・・。帰り道で何かが起きないかとても心配なので、慎重に、かつ高速で下山していきました。
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足の親指の皮が両方ともはがれた頃、ようやく林道に戻ってきました。
ついさっきまでいた場所は、完全に雲に覆われてしまいました。ここまで来れば一安心なので、周りの様子を記憶しながら歩いていきます。
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朝見たウツギの花。欲を出してクロサワヘリグロハナカミキリを探してみますが、見つかるはずもなく。
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キイチゴの実を少し食べながら進みます。
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ふと上を見上げると、クリの木がありました。
実は朝にも気づいていたのですが、その時はまだ開花していませんでした。今は、ごくわずかですが咲いているようです。時間は14時、この開花状況と天気ではさすがに何もいないでしょうが、万が一ということもあるので、一応長竿を伸ばして届く範囲を掬ってみます。・
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カンボウトラカミキリ
意外にも、なかなか良いカミキリが来ていたようです。奥多摩では約4年ぶりの再会です。
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スズバネナガハナアブ?
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あんな状態でも、クリの花はあなどれないことを知りました。
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さらに進むと、5分咲きのクリを発見。
しかし、こういう良い花に限って断崖に生えており、20m竿がないととても手が出ない状況です。
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広い原生林の中で、人間が掬えるような花なんてほんのわずかで、特に条件が良い花を有名ポイントと称して、我先にと網を持った人々が虫を狙う。でも、虫たちは私たちの手が届かない場所に無数に咲いている花で、そんな人間をあざ笑うかのように悠々と生きているんだろうなと、この時思いました。
今回は天気とナナカマドに恵まれるという幸運が重なって、「雲間の世界」にふさわしい虫に出会うことができました。さらに、まったく予想もしていなかった出会いもありました。これだから、奥多摩通いはやめられません。