アシナガモモブトスカシバMacroscelesia longipes yamatoensis

アシナガモモブトスカシバ
Macroscelesia longipes yamatoensis Arita, 1992

2013年6月9日 東京都葛飾区にて
セイタカアワダチソウに静止する個体(♀)

分布

本州、九州

出現時期

6~10月

寄主植物

ゴキヅル

開張

♂ 18~24mm、♀ 19~28mm

モモブトスカシバによく似ていますが、後脚のフ節が非常に長いのが特徴です。

スカシバガの仲間では珍しい年2化であるといわれています。寄主植物のゴキヅルはある程度の攪乱を伴う水辺環境に生育しますが、そのような環境が護岸工事などにより減少しており、本種の生息地はかなり限定されます。

アシナガモモブトスカシバ幼虫Macroscelesia longipes yamatoensis larva

2005年採集
山梨県産
ゴキヅルの実に穿孔していた幼虫

アシナガモモブトスカシバ幼虫が穿孔していたゴキヅルMacroscelesia longipes yamatoensis larva

幼虫が穿孔していたゴキヅルの実

秋に採集した幼虫を飼育下で蛹化・羽化させるにはコツがいるそうです。今回は幼虫をしばらく低温・暗黒条件においたところ、無事に羽化までこぎつけました。いかに自然条件に近づけるかがポイントのようです。

アシナガモモブトスカシバMacroscelesia longipes yamatoensis

2006年1月10日羽化
山梨県産

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