フクズミコスカシバSynanthedon fukuzumii

フクズミコスカシバ
Synanthedon fukuzumii Spatenka et Arita, 1992

2005年5月29日 神奈川県厚木市にて
ヤナギ類の葉に静止する個体

分布

本州、九州

出現時期

5~8月

寄主植物

ヤナギ類

開張

♂ 15.5~24mm、♀ 19~24mm

腹部に赤い帯があるスカシバガのひとつで、北海道によく似たアカオビコスカシバがいます。幼虫はヤナギ類の幹や小枝に穿孔します。カミキリムシやコウモリガの幼虫が穿孔している場所の近くで幼虫がよく発見されます。

フクズミコスカシバSynanthedon fukuzumii

幼虫が穿孔しているヤナギ類の幹

コウモリガの孔道の横から糞が出ています。

フクズミコスカシバ蛹Synanthedon fukuzumii-pupa

繭から飛び出した蛹

幼虫は老熟すると木屑を糸でつづって繭を作り、その中で蛹化します。羽化する直前になると繭を破って体を半分外に出し、羽化が始まります。

フクズミコスカシバSynanthedon fukuzumii

2014年5月28日 ヤナギ類の枝から羽化
東京都日野市産

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