オオモモブトスカシバ本土亜種Melittia sangaica nipponica

オオモモブトスカシバ本土亜種
Melittia sangaica nipponica Arita et Yata, 1987

2004年4月30日羽化 東京都世田谷区産
土繭より羽化脱出した個体

分布

本州、四国、九州、屋久島

出現時期

6~8月

寄主植物

カラスウリ、キカラスウリ

開張

♂ 36~39mm、♀ 38~41mm

成虫は夏に出現し、各種の花を訪れます。飛翔する姿はハナバチ類によく似ています。茎が太いキカラスウリで待っていると、♀が産卵に訪れるのを観察できます。石垣島には基亜種が分布しています。

オオモモブトスカシバ本土亜種Melittia sangaica nipponica

2011年8月1日 東京都世田谷区にて
民家の窓枠に静止していた個体

オオモモブトスカシバ本土亜種Melittia sangaica nipponica

2007年7月19日 東京都府中市東京農工大学にて
ヤブガラシの花から吸蜜する個体

オオモモブトスカシバ本土亜種Melittia sangaica nipponica

2005年9月 東京都世田谷区にて
幼虫が穿孔しているキカラスウリ

蔓の太さ約3㎝、地上に近い部分に虫エイが見られます。

オオモモブトスカシバ本土亜種_幼虫Melittia sangaica nipponica-larva

2005年9月 東京都世田谷区にて
キカラスウリの虫エイの中の幼虫

秋も深まる頃に終齢幼虫は虫エイから脱出し、地面に潜って土繭を作って幼虫のままで越冬します。モグラによる捕食で死亡する個体もいますが、生き延びた個体は初夏に蛹化・羽化します。

オオモモブトスカシバ本土亜種_土繭Melittia sangaica nipponica-larva

土繭

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