ガムシ
Hydrophilus acuminatus Motschulsky, 1853
飼育下で撮影(関東地方産)
成虫は腐りかけの植物や動物の死骸を食べます。幼虫は肉食で巻貝などを食べます。
ゲンゴロウとよく間違えられます。つかんでも匂いを出さない、泳ぐ時は後脚を左右交互に動かす、腹面中央に大きな棘があるなどの点がゲンゴロウとの違いです。
腹面に細かい毛が密に生えていてそこに空気を貯めます。腹面が水中では銀色に見えるのはそのためです。息継ぎの時は触角を水面に出します。
戦前は東京にも普通に生息していたようです。1949年井の頭、1985年調布市で採集された標本を博物館で見たことがあります。