コマツノシラホシゾウムシShirahoshizo pini

コマツノシラホシゾウムシ
Shirahoshizo pini Morimoto, 1962

2020年10月15日 東京都奥多摩町にて
アカマツ枯枝のビーティングで得られた個体

山地に生息し、成虫は夏から秋にかけて出現します。マツ類の新しい枯枝に集まります。同属種に似ている種が多く(マツノシラホシゾウムシ、ニセマツノシラホシゾウムシなど)、古い個体では体表面の鱗片が剥げることで色合いが変わってしまうため、同定にあたっては体の細部を確認する必要があります。

コマツノシラホシゾウムシ標本Shirahoshizo pini

コマツノシラホシゾウムシ標本写真1
(比較的新鮮な個体)

コマツノシラホシゾウムシ標本Shirahoshizo pini

コマツノシラホシゾウムシ標本写真2
(古い個体で鱗片がかなり脱落したもの)

コマツノシラホシゾウムシ交尾器Shirahoshizo pini-genitalia

コマツノシラホシゾウムシ交尾器(オス)

雄交尾器は日本産同属種の中ではかなり特徴的で、先端は上反し、背面からみて幅広く切断状となります。

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