コオイムシAppasus japonicus

コオイムシ
Appasus japonicus Vuillefroy, 1864

2005年撮影 累代飼育個体

漢字で「子負い虫」と書くように、♀は♂の背中に産卵します。♂は卵が孵化するまで背負い続けます。巻貝、ヤゴ、ボウフラなど動くものなら何でも捕食します。よく似た種にオオコオイムシがいますが、コオイムシよりも前肢が太いことなどから区別できます。

1954年井の頭公園で採集された標本を博物館で見たことがあります。

コオイムシAppasus japonicus

卵を背負っている♂

参考文献
岡田浩明, 1993. コオイムシとオオコオイムシの生態と種間競争. インセクタリゥム, (30): 368-375.
堀 繁久, 2001. 北海道におけるコオイムシ属2種の形態と分布. 北海道開拓記念館研究紀要, (29): 59-66.

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