タガメ
Lethocerus deyrollei (Vuillefroy, 1864)
2004年採集 (関東地方産)
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日本の水生昆虫の中で最大級です。
成虫は自分より大きなカエルや小魚を捕らえることができます。
人の手が加わった里山を生息場所とし、主に水田で繁殖します。
成虫は雑木林で越冬することが近年わかってきました。
農薬・外灯・雑木林の消滅・基盤整備などの要因が重なり
全国的には生息場所が減少しています。
一方、近年は個体数が増えている地域もあるそうです。
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かつては東京にも生息していましたが1970年代を最後に記録がなく絶滅したと考えられています。
1949年井の頭、1960年平山でそれぞれ採集された標本を博物館で見たことがあります。