ヒサカキホソガBorboryctis euryae

ヒサカキホソガ
Borboryctis euryae Kumata et Kuroko, 1988

2018年4月25日羽化 千葉県栄町産
ヒサカキの葉に穿孔していた幼虫を飼育したもの

平地から丘陵地にかけて生息し、成虫は夏に出現します。幼虫はヒサカキの葉に穿孔します。

ヒサカキホソガ食痕Borboryctis euryae

2018年4月8日 千葉県栄町にて
ヒサカキの葉にできた食痕

幼虫が小さいうちは葉の表側の表皮直下に細い食痕を残します。成長すると葉肉部分に穿孔し、その部分が楕円形に膨らんで虫こぶとなります。ヒサカキの葉に穿孔する他3種の小蛾類とは食痕の形状で容易に区別できます。

参考:ヒサカキを利用する4種のハモグリガ(ブログ「新しい昆虫ネタ」)

ヒサカキホソガ繭と羽化殻Borboryctis euryae-cocoon

繭と羽化殻

老熟幼虫は葉から脱出して繭を作ります。羽化寸前になると蛹が繭を突き破って外に出ます。

東京都からは正式な記録はないようですが多摩地域に広く生息しているとみられます。

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