キタキチョウEurema mandarina mandarina

キタキチョウ
Eurema mandarina mandarina (de l'Orza, 1869)

2006年8月27日 東京都多摩市にて
花で吸蜜する個体

市街地でも見かける黄色いチョウです。よく似た種としてツマグロキチョウがいますが、東京での生息地は限られています。幼虫は各種のマメ科植物の葉を食べます。越冬は成虫で行われ、春先に再び活動し交尾産卵します。

以前「キチョウ」とされていた種には2種が混ざっていることが最近になってわかり、「キタキチョウ」「キチョウ(ミナミキチョウ)」に分けられました。キチョウは南西諸島に、キタキチョウは本州~南西諸島に分布します。キチョウとの区別点は、前翅の縁の毛が黄色と黒が混ざっていること、前翅の黒紋の形が異なることなどです。

キタキチョウ幼虫Eurema mandarina mandarina-larva

2010年8月25日 東京都世田谷区にて
ハギ類に静止する幼虫

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