ムラサキツバメ
Arhopala bazalus turbata (Butler, [1882])
2016年11月12日 東京都府中市東京農工大学にて
バショウの枯葉に静止する個体(♀)
平地から丘陵地にかけて生息しています。♂は見る角度によっては翅全体が暗紫色に見え、♀は前翅に鮮やかな紫藍色の模様があります。ムラサキシジミに似ていますが、後翅の尾状突起と翅の模様で容易に区別できます。幼虫はマテバシイの若葉を食べます。
もともとは西南日本でしか見られませんでしたが、1990年代あたりから急に北上して東京でも普通に見られるようになりました。
2016年11月20日 東京都葛飾区にて
林内で日光浴する個体(♂)
2012年10月20日 東京都渋谷区にて
建物の外壁に静止する♂
2017年5月16日 千葉県成田市にて
マテバシイの葉に静止する終齢幼虫(右側が頭部)
幼虫は葉を糸で綴って軽く丸め、その中に潜んでいます。