ノコギリカミキリPrionus insularis insularis

ノコギリカミキリ
Prionus insularis insularis Motschulsky, 1857

2005年7月6日
東京都府中市東京農工大学にて
雨上がりにクワの葉で静止していた(♂)

分布

北海道、本州、四国、九州、
利尻島、奥尻島、佐渡、伊豆諸島、隠岐、壱岐、対馬、種子島、屋久島

出現時期

5~9月

寄主植物

各種の針葉樹および広葉樹、タケ類など

体長

23~48mm

夜行性で、灯火によく飛来します。♂は手でつかむと後脚で上翅の縁をこすって発音します。多くのカミキリムシと違い、前胸と中胸の境(いわゆる首の部分)に発音するための構造がなく、頭胸部を前後させて鳴くことはありません。ニセノコギリカミキリに似ていますが、♂♀ともに触角は12節で、前胸背板は点刻が少ないため光沢があり、後脚脛節の上縁に溝状のくぼみがあることで区別できます。

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