アキアカネ
Sympetrum frequens (Selys, 1883)
2007年10月15日 東京都府中市本町水田にて
コナギの葉に静止し交尾するペア
代表的なアカトンボのひとつです。幼虫は水田に生息し、梅雨明け前後に羽化した成虫は多くが山間部へ移動します。秋になると平地に戻ってきて、刈り取り跡の水田などにできた水たまりを探して産卵します。アカトンボといえば本種を指すほどかつては普通に見られましたが、20世紀後半の稲作の変化(水たまりができる水田の減少や農薬の影響など)により知らず知らずのうちに減少してしまったようです。よく似た種にナツアカネがいます。
2013年9月20日 東京都文京区にて
池のそばの柵に静止する個体(♂)
2013年9月20日 東京都文京区にて
池のそばの柵に静止する個体(♀)
2007年7月6日 東京都府中市本町水田にて
イネの葉に静止する羽化して間もない個体
羽化してしばらくの間は黄色い体をしています。