ヨコヅナサシガメ
Agriosphodrus dohrni (Signoret, 1862)
2016年6月5日 東京都文京区にて
ケヤキの幹でカスミカメムシ類に口吻を伸ばす個体
大型の肉食性サシガメで、各種の昆虫を捕えて吸汁します。西日本を中心に分布していましたが、最近は東日本にも分布拡大しているようです。ヤニサシガメやシマサシガメに似ていますが、一回り大型です。幼虫は広葉樹の幹によく見られ、樹皮下などで集団越冬します。
2005年6月19日 東京都府中市東京農工大学にて
樹液でケシキスイの一種を捕食する個体
2015年4月25日 東京都葛飾区にて
クヌギの幹に静止する終齢幼虫
2005年9月15日 東京都府中市東京農工大学にて
ヒカゲチョウを集団で摂食する中齢幼虫
2018年4月14日 東京都葛飾区にて
エンジュの幹で羽化途中の個体
羽化直後は赤色で、時間が経つと黒くなっていきます。