クリストフコトラカミキリの思い出

昆虫採集を始めた2002年春、先輩たちに連れて行ってもらった山梨で、帰る直前に1匹だけ本種を採集しました。その日採集した甲虫の中で一番大きく、黒地に黄色い縞模様が入っていて姿・動きともにハチのようでした。今から思えば、本種との出会いがカミキリムシを中心に集めるきっかけでした。当時は生態もまったく知らず採集技術もなかったため、1匹しか採れませんでした。

その後、春に新鮮なクヌギ・コナラの伐採木に多数集まるという生態を知ったのですが、そのような場所を見つける機会に恵まれず3年が過ぎ、2005年を迎えました。その年に再び訪れた山梨で偶然にも新鮮な伐採木を見つけ、3年前に見たのと同じ、すばやく木の上を歩き回るハチのような大きなカミキリムシがたくさんいる場面に遭遇することができました。

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